2020年2月、韓国国家人権委員会が、この度、表明した。「刑務所の受刑者に散髪を強要するのは人権侵害だ」と。世界有数の整形大国であることから、見た目やファッションには寛容なお国柄。
果たして受刑者の髪型が自由になることは、人権の一つなのだろうか。日本では、基本五分刈りである。未決囚は、切っても切らなくてもいいが、染毛は基本的に認められない。一部芸能人など裁判という公の場所に出る時に黒く染めることが許されているくらいだ。
アメリカは、刑務所の中からも自由に家族に電話をかけられる状態だから、髪型は自由だ。しかし、その自由と引き換えに、犯罪者としての烙印:入れ墨を入れられたり、GPSを埋め込まれたりする。たった一度の犯罪者であっても、一生許されないシステムだ。
韓国では「衛生上の問題などやむを得ない場合を除いて、受刑者の意思に反して散髪が実地されないよう、職務教育せよ」と勧告された。これは、昨年「刑務官が散髪を強要したので髪を切った」と受刑者が、人権委員会に陳情したからだ。
その受刑者は入所前には、肩まで髪を伸ばし、後ろで結んでいた。入所後「職業上。髪を切るのは困る」と言ったが聞き入れられなかったそうだ。きっとアーティスティックな仕事をしていたのではあるまいか。
刑務所側としては、一人の長髪を許すことで他の受刑者に不快感を与える可能性があると考えた。説得し、納得の上で髪を切ったことになっている。
矯正施設の特性上、管理の必要性はある。髪が長ければ、一人だけシャンプー及び入浴の時間が長くなるからだ。
そもそも、刑務所に入ると言うことは、罪を犯しているということだ。殺人の場合、殺された被害者にはもう、髪をどうしたいという自由すらない。微罪で有っても、ヘアスタイルを自由にすることを許したら、収拾がつかなくなるではないか。
しかし、李明博元大統領も裁判の席に、きれいに調髪されたヘアスタイルで出ている。朴槿恵元大統領は、あのヘアスタイルを維持するために、黒いヘアピンが毎日40本以上必要だと言われている。ヘアピンは、凶器にもなる。
罪を犯しました、刑務所に入りました。でも、ヘアスタイルは自由です。論理的に、反省点が見受けられないのは、どうしたものであろう。
【編集 : RL】
果たして受刑者の髪型が自由になることは、人権の一つなのだろうか。日本では、基本五分刈りである。未決囚は、切っても切らなくてもいいが、染毛は基本的に認められない。一部芸能人など裁判という公の場所に出る時に黒く染めることが許されているくらいだ。
アメリカは、刑務所の中からも自由に家族に電話をかけられる状態だから、髪型は自由だ。しかし、その自由と引き換えに、犯罪者としての烙印:入れ墨を入れられたり、GPSを埋め込まれたりする。たった一度の犯罪者であっても、一生許されないシステムだ。
韓国では「衛生上の問題などやむを得ない場合を除いて、受刑者の意思に反して散髪が実地されないよう、職務教育せよ」と勧告された。これは、昨年「刑務官が散髪を強要したので髪を切った」と受刑者が、人権委員会に陳情したからだ。
その受刑者は入所前には、肩まで髪を伸ばし、後ろで結んでいた。入所後「職業上。髪を切るのは困る」と言ったが聞き入れられなかったそうだ。きっとアーティスティックな仕事をしていたのではあるまいか。
刑務所側としては、一人の長髪を許すことで他の受刑者に不快感を与える可能性があると考えた。説得し、納得の上で髪を切ったことになっている。
矯正施設の特性上、管理の必要性はある。髪が長ければ、一人だけシャンプー及び入浴の時間が長くなるからだ。
そもそも、刑務所に入ると言うことは、罪を犯しているということだ。殺人の場合、殺された被害者にはもう、髪をどうしたいという自由すらない。微罪で有っても、ヘアスタイルを自由にすることを許したら、収拾がつかなくなるではないか。
しかし、李明博元大統領も裁判の席に、きれいに調髪されたヘアスタイルで出ている。朴槿恵元大統領は、あのヘアスタイルを維持するために、黒いヘアピンが毎日40本以上必要だと言われている。ヘアピンは、凶器にもなる。
罪を犯しました、刑務所に入りました。でも、ヘアスタイルは自由です。論理的に、反省点が見受けられないのは、どうしたものであろう。
【編集 : RL】