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乱立もほどほどに…我がトップになりたい人ばかり-韓国

Global News Asia 2020年4月1日 9時45分

 2020年4月15日に、韓国で総選挙が行われる。そして、比例代表の投票用紙が歴代最長になる見込みである。昨年末、群小政党に有利な選挙法改正案が作られたからだ。一応、投票用紙は、ハングルの「カナダラ順」(日本の五十音に匹敵する)に記載されるので、新しく創設された党は、順位が上にくるようにしている。

 まるで、日本の電話帳における、探偵社か引っ越し業者のようなものだ。似ているけど微妙に違う。でも、上の方にあるから、どこでもいい人は上を選ぶ的な。

 創党過程を経て登録された政党は、現時点で50。その中の20党が昨年12月に以降に作られたものだ。

 それらを全部並べる。4年前の27党で33.5cmだった。しかし、50頭だと66.3cmになる見込みだ。それを見ながら選ぶ国民は、自分で絶対この党に入れると決めている人以外は、全部見るのが面倒で、上か下かを選ぶことになるだろう。

 政治家になるには、おのおの主張が違う。それでも1個人無所属で立候補した場合、国会での活動範囲が狭まる。だから、似たような主義主張を持つ政党に参加する方がベストだと言える。もちろん、党の方針が大きく違うようになれば離党すればいい。

 しかし、今回の韓国の50党というのは、50が全部大きく違う主張をしているのだろうか。50党あれば、50人の党首と党員がいるわけだ。確実に極小政党になる。1党員で命令される立場でいるよりも、党首として崇め奉られたい人が、どの国でも多いようだ。志は、分かった。しかし、ちゃんと政治活動、仕事をしてほしい。

 それが、スーパーのレシートより長くなる投票用紙を開票作業する人の手間に、第一に報いることだから。当選の暁には、国民のために働くのは言うまでもない。

【編集 : KL】

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