2020年4月、自宅隔離命令の出ている68歳の男性が、感染病予防及び管理法違反の疑いで逮捕された。この男性は、10日にアメリカから帰国したばかり。つまり14日間は、自宅で、自主隔離していなければいけない身分だ。しかし、彼は出掛け、こともあろうに、銭湯で逮捕された。
今のところこの男性は、陰性と判断されている。しかし、繰り返し隔離規制を破った上に、銭湯と言う不特定多数の人間が集まる施設を利用した点において、逮捕令状が発行された。また、彼は、韓国国内に定住所がなかった。にもかかわらず、入国審査時に、虚偽の住所と電話番号を申請している。では、どこにいたかというと、30代の交際女性宅だ。
この逮捕、国内では、自宅隔離に違反したというだけで逮捕状を請求するのは、他の犯罪に対する処罰と比べると公平性に欠けるという声が上がっている。
こうした身勝手な行動は、国民や近隣住民に不安感を募らせる。しかし、拘置所や刑務所に収監した場合、彼の陰性が、陽性に裏がえった時はどうする。狭い空間の中でクラスターが発生してしまう。収監者全員がコロナウィルスに罹患してしまうことを考えないのだろうか。
今必要なのは、今今罪を犯した罪人だけを収監しておくホテルのような場所だ。人手は足りないだろうけれど、そこには医療従事者の常駐も必要だ。何カ月か生活して、やっと刑務所に入れる制度ではないだろうか。その線引きが、今韓国の刑事事件に求められている。
【編集 : OM】
今のところこの男性は、陰性と判断されている。しかし、繰り返し隔離規制を破った上に、銭湯と言う不特定多数の人間が集まる施設を利用した点において、逮捕令状が発行された。また、彼は、韓国国内に定住所がなかった。にもかかわらず、入国審査時に、虚偽の住所と電話番号を申請している。では、どこにいたかというと、30代の交際女性宅だ。
この逮捕、国内では、自宅隔離に違反したというだけで逮捕状を請求するのは、他の犯罪に対する処罰と比べると公平性に欠けるという声が上がっている。
こうした身勝手な行動は、国民や近隣住民に不安感を募らせる。しかし、拘置所や刑務所に収監した場合、彼の陰性が、陽性に裏がえった時はどうする。狭い空間の中でクラスターが発生してしまう。収監者全員がコロナウィルスに罹患してしまうことを考えないのだろうか。
今必要なのは、今今罪を犯した罪人だけを収監しておくホテルのような場所だ。人手は足りないだろうけれど、そこには医療従事者の常駐も必要だ。何カ月か生活して、やっと刑務所に入れる制度ではないだろうか。その線引きが、今韓国の刑事事件に求められている。
【編集 : OM】