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自国の慰安婦には、なにもしないー鬼畜以下の韓国政府

Global News Asia 2020年4月23日 7時15分

 2020年4月、韓国が、第二次世界大戦時の日本軍における慰安婦問題について、なんども謝罪と慰謝料を求めているのは周知である。

 しかし、韓国には、もう一種類の慰安婦がいる。在韓米軍基地で、駐留兵士の性処理をする女性たちだ。
主に、貧しい女性たちが、韓国政府によって集められる。まだ貧しいだけなら、女性としての納得はいかずとも、生きていくための手段として諦めると言うことがある。それは人間として許されることではないだろうけれども。

 ここに65歳の女性がいる。17歳から約30年の間、在韓米軍の慰安婦として働き続けた。朝鮮戦争で両親や家族を失い、学校にも行けず、米軍キャンプの前の食堂で働いていた時、食堂の女将に勧められたそうだ。当時男性経験もなく、何をするのかもわからなかったそうだ。ただ、女将に「この先、身寄りもないのに、どうやって生きていくの!」と叱られ、しかたなく、キャンプに。キャンプでも最初のうちは拒否していたものの、多くの韓国人職員に怒鳴られ、一日に何人もの男たちの相手をするようになった。そこにいれば、仕事はしなければならないが、衣食住は保証される。しかし、47歳と言う初老になった時に、キャンプを追い出された。

 それから今まで日本円にして4万円ほどの生活保護をもらい、2万円の家賃を払い、ソウル市内でひっそりと生きている。そんな女性は、韓国全土にたくさんいる。ひっそりといる。

 日本人相手の慰安婦のように補助団体ができるわけではない。それでも、彼女たちの存在は、2013年に国会で明らかにされた。そして、翌年の2014年に122人の元慰安婦たちが、ソウル地裁に訴え出た。

 米軍慰安婦の裁判では、一審では「(性病治療に関する)国家の不法収容状態での一律的処方と隔離収容治療」についてだけ非が認められた。2018年2月8日に出されたソウル高等裁判所の判決では、「担当公務員などが駐屯外国軍の士気高揚や外貨を獲得するという意図で売春を正当化・助長化して元慰安婦達の基本的人権である人間的尊厳性を侵害した」とさらに踏み込んだ指摘をした。「米軍慰安婦117人中74人に政府は700万ウォン(約70万円)ずつ支給して、43人には300万ウォン(約30万円)ずつ支給せよ」との判決を出した。韓国政府の責任を認め、損害賠償を命じる判決だった。

 この400万ウォンの差はなんだったのか。人生の重みを考えると、一時支給ではなく、国が彼女らが亡くなるまでの時間の全補償をすべきではないのか。

 声を上げた122人にお金は渡る。けれども、声をあげられない、文字が書けない、情報が入らないと言ったもっと多くの慰安婦は誰が守るのか。

 韓国は、日本に慰謝料を請求する前に(十分日本も支払っていると思われる)、自国が募集したあるいは連れ去った米軍慰安婦に、きちんとした謝罪と生活保障を行わなければならない。そして、米国にも日本にしたくらい請求すべきだ。そんなこともできない韓国政府は、鬼畜以下だ。
【編集 : OM】

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