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学歴よりも、生存を取る保護者-韓国

Global News Asia 2020年5月6日 10時0分

 2020年5月、日本では、9月新学期説が議論の的になっている。9月までに新型コロナが終息するのか。どさくさに紛れて、世界的規模の9月新学期制度に移行するのか。当事者である学生たち。大学生は意志表示をしているが、高校生までの子どもたちは、9月新学期制度に反対の様子だ。推進しているのは、50代の祖父母世代からのようだ。

 さて。韓国では、45日間続いていた休業「社会的距離確保」を終えて、6日から「生活防疫体系」を立ち上げる。2020年5月19日前後に学年別に順次登校を開始させる。

 しかし、一部の保護者たちは、さらに密かに続くという感染拡大を心配し、「登校選択権」を希望している。

 韓国の副首相は、ソウルの女子高を訪ねて、学校防疫の準備現状を確認した。その上で、「共通の防疫措置事項を99%以上、学校は準備している」と語った。しかし、100%ではない。韓国の親世代は、子供に非常に過保護で知られる。保護者は、100%と言われても不安なのだ。できれば、登校させずに、遠隔授業で、学力を向上させ、それで出席日数にもなるように、選択権を主張しているわけだ。

 季節は夏に移ろうとしている。大人たちもマスクをしながら仕事をすることは大変だ。しかし、防疫のためには我慢する。しかし、幼い学生が防疫守則をきちんと守ることは可能であるのだろうか。「オンライン授業で充分」と思っている保護者も多い。日本のように、託児所が開いてないと不満は言わない。

 学校は、再開するのか。そこに、政治介入はあっていけないし、子供たちの安全が第一ではあるのだが。

【編集 : KO】

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