2020年5月20日、ミャンマー最大都市ヤンゴンで開催したキリスト教の集会で多数の新型コロナウイルスの感染者を出したとして、ミャンマーの警察当局は災害対策管理法で、ミャンマー生まれでカナダ国籍を持つデビッド・ラー牧師を逮捕した。集会に関連して70人以上の感染者を出した事件の重大性から、警察当局は逮捕に踏み切ったとみられる。同日、ヤンゴンのマヤンゴン郡区裁判所で初公判が開かれたが、ラー牧師は詰めかけた記者らの質問に答えなかった。
3月26日には、政府はイベント開催を禁止する通達を出していたが、ラー牧師は4月7日に信者にインターネットで中継するための集会を行なった。
地元マスコミによると、集会をきっかけに感染した人が78人確認されており、うち1人は死亡している。5月20日の朝までの時点で、ミャンマーで感染者は計193人となっており、約4割が集会に関連していることになる。ラー牧師はこれまでの集会で「キリストを信じれば感染しない」などと説法しており、国民の反感を買っていた。こうしたことから、警察当局は象徴的な事例として立件した模様だ。
【取材/執筆 : リンニャントゥン】
3月26日には、政府はイベント開催を禁止する通達を出していたが、ラー牧師は4月7日に信者にインターネットで中継するための集会を行なった。
地元マスコミによると、集会をきっかけに感染した人が78人確認されており、うち1人は死亡している。5月20日の朝までの時点で、ミャンマーで感染者は計193人となっており、約4割が集会に関連していることになる。ラー牧師はこれまでの集会で「キリストを信じれば感染しない」などと説法しており、国民の反感を買っていた。こうしたことから、警察当局は象徴的な事例として立件した模様だ。
【取材/執筆 : リンニャントゥン】