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頓珍漢な告発で『スターバックスを叩く』ー韓国・市民団体

Global News Asia 2020年6月24日 8時30分

 2020年6月、コーヒー専門店のスターバックスコーヒー韓国法人が告発された。理由は、新型コロナウィルスの再感染を憂いる今の時期に、過度な景品イベントを開催したからだという。告発したのは、「庶民民生対策委員会」という市民団体。いわゆる、自粛警察の類だ。

 スターバックスは、夏到来ということで「サマーバック」を景品にした。ある種ブランドでもあるので、長蛇の列になったのは言うまでもない。これが、感染症の予防及び管理に関する法律(感染症予防法)違反の可能性があるとしたのだ。行列は、「社会的距離を確保する」という政府の勧告ルールを無視し、過剰景品イベントを強行した」証であり、「消費者の心理を利用した無責任なコーヒー市場の錯乱」とまで言い立てている。

 並ぶ人も確かにいる。でも、危険だと思えば、ネットのオークションサイトで、スターバックスのサマーバックを買うこともできる。並ばなくても、充分に買えるのだ。感染したくない人は、少なくとも並ばない。そんなことを言っていたら、広告こそ打ってないが、密かに行われているスーパーの特売なども看過できなくなる。

 国民の安全よりも利益を優先した国民情緒に反するから、告発。そんな趣旨を述べて、韓国法人であっても、韓国発祥じゃないコーヒー専門店を叩く。本当は、自分がもらいたくて並んだけどもらえなかった腹いせではないだろうか。なんとも頓珍漢な告発である。
【編集 : fa】

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