Infoseek 楽天

「中国マニラ省」表記の美容用品販売業者を、マニラ市長が摘発しSNSで市民から強い支持

Global News Asia 2020年8月24日 6時0分

 2020年8月24日、先週、イスコ・モレノ マニラ市長は、マニラを中国の「省」と表記した美容用品を販売した店舗や倉庫を閉鎖した。この業者は、販売するための許可証を取得しておらず、違法販売業者だった。

 南シナ海での領有権問題を巡り、反中感情が高まっていることも背景の一つで、違法オンラインカジノなどで、多くの中国人がマニラに不法滞在している。

 人身売買などの凶悪事犯にも関与していることから、マニラ市長の逆鱗に触れてしまったようだ。

 美容用品の商品ラベルに、製造場所として、市内の番地に続き「マニラ省、中国」と明記されていた。

 しかし、原材料は中国製の粗悪品と見られている。販売していた会社の幹部5人の中で2人は中国人だった。この2人は、中国に強制送還し、フィリピンには再入国させないとマニラ市長は話している。

 フィリピンの一般市民からは、FacebookなどのSNSで、マニラ市長の毅然とした態度に賛美が集まっており、強い支持を得ている。
【編集 : RO】

この記事の関連ニュース