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韓国コスメの落とし穴「化粧品は角質層までは浸透しない」

Global News Asia 2020年11月14日 9時15分

 2020年11月、今や日本の通販専門テレビ番組を見ると、毎日のように韓国コスメを強引にセールスしている。ただ、テレビ番組を自社で作っている大手が取り扱う化粧品に関しては、肌に異変が少しでも現れれば、その会社に責任の所在を求めることができる。

 日本でも、大手化粧品メーカーの基礎化粧品を使用して、白斑被害が大勢の女性にできた事件もあった。これも大手だから、訴訟を経てアフターフォローができたわけだ。残念ながら、白斑は完全には治らないのでいまだに悩まれている方も多いと推測する。お茶配合の洗顔せっけんも元宝塚のトップ女優が勧めて、被害が出た(彼女は懲りずに、最近また基礎化粧品のCMに出ている…)。これは、弱小メーカーだったため、泣き寝入りを強いられた人も多い。現代日本においてもこういう現実がある化粧品業界なのだ。

 「肌の鎮静や皮膚の回復を助ける」。このキャッチコピーを出した韓国国内メーカーが広告停止三カ月という処分を受けたが、処分不当の判決を裁判所が下した。少なくとも、このコピーは、日本で言うところの薬事法には抵触している。鎮静や回復は、医療行為だから。

 韓国コスメのファンは、韓国ツアーを組んで大量に買い占めてくるほど根強い。キャッチコピーが刺激的であればあるほど、購買力は上がる。しかし、数日間滞在して、パッチテストの代わりに効果を試してみても、原料に含まれているなんらかの物質が、肌トラブルを起こすのは日本に帰ってきてからのことだ。

 日本国内にある韓国エステ店や韓国リラクゼーションで取り扱いがあり、そこで入手する場合がある。当然支障があれば、購入先にクレームを入れる。しかし、経営者が韓国人の場合、機関銃のような言葉で取り合ってはくれない。

 人間の皮膚は、水でこまめに洗い、清潔にしているだけでも自浄作用を発揮する。化粧品に凝ったからと言って、キレイになる人、ならない人は確実に存在する。

 「商売の邪魔をするな」と言われそうだが、韓国コスメの過大な広告やチャッチコピーを信じてはいけない。クレームが通らないのだから。肌をぼろぼろにされて、泣き寝入りしてもかまわないなら、使ってもいいが。
【編集 : fa】

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