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【フィリピン】新型コロナ感染の影響で、サリサリストア存続の危機!

Global News Asia 2020年11月25日 15時0分

 2020年11月24日、フィリピン・マクタン島のラプラプ市は、マクタンセブ空港のある都市で、フィリピンの中では比較的経済環境に恵まれた地域だった。新型コロナ感染で、経済状況は悪化の一途で生活苦の住民が増えている。

 サリサリストア(生活費需品の小分け販売)が商品の仕入れに利用する大型スーパーの売り上げも大きく減少している。

 これまで1回の仕入れで6,000~10,000ペソ(約12,000円~21,000円)購入していたサリサリストアでも、仕入れを抑制し4,000ペソ(約9,000円)に抑えている。

 サリサリストアの顧客の収入が途絶えてしまい、個人間クレジットで商品を渡しているものの、早期の現金回収が望めないため、販売を制限しているのが実情だ。

 また、サリサリストアの運転資金も減少しており、経営が悪化している。

 サリサリストアは、フィリピン各地に点在する個人経営の小さな店が大半。長引く新型コロナの影響で多くの人が収入を失ったり、収入が減少している。貧困層にとっては、最後のセーフティネットとしての役割を担うケースもある。
【編集 : Eula Casinillo】

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