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「アフリカ豚熱ウィルス」…新型コロナだけでも大変なのに! 韓国

Global News Asia 2020年12月3日 6時0分

 2020年、韓国で新たなウィルスが流行し始めた。青瓦台の環境部の発表では、アフリカ豚熱に感染したイノシシが4頭捕獲されたとのこと。

 厳冬前の狩猟期間であることから、山に入った市井の猟師が捕獲した。成人に値するメスが1頭。その子どもと見られるメス1頭とオス1頭で、家族と見られる。

 韓国では、10月に江原道の養豚場で、アフリカ豚熱ウィルスに感染した豚が多数死んでおり、その経過を観察しながら、消毒活動を行っていた。しかし、韓国の養豚場はガードが甘く、野生のイノシシが出入りし交配しているのも事実だ。

 この他にも、韓国の山に行くと、イノシシが多数死んでいる。野生のイノシシは監視できないし、管理もできない。新型コロナ同様に、豚からイノシシに、イノシシから豚に簡単に感染が広がっている模様。

 環境部もまた、新型コロナ対策で、人間の感染管理も行わなければならない。人間と豚、そしてイノシシ。すべてを管理し、感染しないように対策を行うには人手が足りない。

 雪が降り出すと、職業猟師以外が山に入って仕留めることは困難になる。また、人間に伝染しないとは言われるが、新型コロナの感染源もまだわかっていない以上、このウィルスにも注意しなければならない。

 本格的な冬になると、餌を求める野生のイノシシの移動が増加する。もっとアフリカ豚熱が伝染するということだ。今のところ、発生がわかった地域でしか拡大遮断対策をしていない。韓国は、人間も動物もどうなっていくのだろう。
【編集 : fa】

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