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もう自分一人しか養えない…3世帯に1世帯が、一人世帯・韓国

Global News Asia 2020年12月7日 6時0分

 2020年12月、韓国・ソウル。お一人様の世帯が増えている。この39年(カウントの基準がとても微妙な刻み方だが)で16倍に増えた。

 一人世帯が、総世帯の33.9%を占める。その内訳だが、130万世帯で、40代以上が過半数を占める。韓国は生涯出産率が、一人を切っている。つまり同棲はありでも、籍を入れて同居して子供が生まれるということは、夢の世界になっていると言うことかもしれない。

 経済的に苦しいが、最大の理由だ。臨時・日雇い、非正規。賃金の高い正規雇用者においては、20~30代の一人世帯と多人数世帯に大差はなかった。しかし、40~44歳では、70.5%。45~49歳では、68.0%。

 ただ、一人世帯が否定されるものかというと、本人たちは、誰にも干渉されず独立した生活だと思っていたり、自分だけのために投資や支出が可能であると考えていたり、効率的な時間を活用できているらしい。家庭に縛られることがないということだろうか。

 反対に、一人世帯は、様々な問題があって社会に適応できないでいる人の集団だ。なにか足りないという社会的偏見が身に染みているという自覚もある。

 このお一人様たちは、将来的に、独居老人になる。非正規では貯蓄もままならず、生活苦に陥ることは暗に想像できる。

 その時に、韓国という国は、一人世帯の老人たちを守れるのだろうか。
【編集 : fa】

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