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【タイ】「新型コロナで見つけた10の幸せ」調査 ・楽観的なタイ人は新型コロナをどうとらえているか?

Global News Asia 2021年1月29日 6時0分

 2021年1月28日、タイの調査機関スワンドゥシットが「新型コロナで見つけた10の幸せ」というアンケート結果を公表した。その結果には、何事も明るくとらえて楽しんでしまおうという、タイ人気質が現れていて、興味深いものとなっている。

 昨年末よりタイでは、新型コロナの第2波による感染者が増加している。ピークは超えていたと目される中、今回の調査は、スアンドゥシット・ラチャパット大学スアンドゥシット世論調査センター(スアンドゥシット・ポール)によって、今年1月15日から22日にかけて1,136人を対象にオンラインで実施された。

 今回の調査にあたって調査センターは、新型コロナ渦で誰もが問題や苦しみを抱えている状況で、いかに前向きな意識を持ってもらうか。また、この状況下で問いかけることで、自分自身を見つめ直すきっかけにして欲しかったという。

新型コロナ禍での10の幸福
1: 自分の時間が増えた ・・・・・・・・・・<86.92%>
2: 家族と過ごす時間が増えた ・・・・・・・<75.22%>
3: 早起きの必要がなくなった ・・・・・・・<56.10%>
4: 運動し、健康に気を配るようになった ・・<29.81%>
5: オンラインに適用するスキルが身についた <13.46%>
6: 解雇されず、仕事がある ・・・・・・・・<13.08%>
7: 渋滞がなく、移動が楽になった ・・・・・<10.44%>
8: タイの医療関係者の良い仕事ぶりを見た・・<8.18%>
9: タイの人々の協力と寛大さを見た・・・・・<5.03%>
10: 自然環境が回復した ・・・・・・・・・・<1.89%>

 かつて、津波で多くが被災したさいにも、日本のような自粛報道はされずに、普段通りにお笑い番組が放送された結果、被災者の多くが癒されたと回答している。また、近年の洪水でもまるでプールのように遊んでしまっていたタイの人々は、今回の新型コロナも持ち前の感性を生かし、楽天的に捉えるようにしているようだ。このポジティブ思考を見習いたい。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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