在日ミャンマー人千人以上がデモ クーデターに反対の声

　2021年2月3日、日本に滞在するミャンマー人ら1000人以上が、東京・霞が関の外務省前に集まり、ミャンマー国軍が起こしたクーデーターに反対する抗議行動を行った。

　参加者はアウンサンスーチー国家顧問ら拘束された政府高官の釈放のほか、与党の国民民主連盟(NLD)が圧勝した昨年の総選挙の結果に基づいて国会を開会するよう求めた。

　デモに参加したミャンマー出身の女性(25)は、「今のミャンマーは刑務所のようだ」と表現。「拘束されているスーチーさんや大統領ら政府高官を釈放してほしいからデモをした」と怒りの声で話した。このほか、デモに参加したミャンマー人らは「スーチーさんらをすぐ釈放」「軍事政権を認められない」「2020年総選挙の結果を認めるように」などと抗議の声をあげた。

　日本に滞在しているミャンマー人は昨年の総選挙で、全国各地から東京のミャンマー大使館に出向いて事前投票を行っている。
【取材/執筆 : リンニャントゥン】