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新型コロナ感染防止のため「禁酒」セブ市・マンダウェ市

Global News Asia 2021年2月22日 5時0分

 2021年2月21日、フィリピンの中で、新型コロナ感染確認者が増えているセブ州のセブ市とマンダウェ市は、酒類の飲酒が感染拡大の元凶の一つだと判断し、アルコールの販売、飲酒を全面的に禁止している。

 フィリピンでも、変異ウィルス感染が確認されている。ワクチン接種に関しては、大統領の地元・ダバオで接種者名簿の整理などが始まっているが、まだ、接種スケジュールは公表されていない。中国製ワクチンに対して、市民の不信感は強い。信頼度の高いファイザー製ワクチンは、世界で争奪戦が起きているため、早期にフィリピンが大量に輸入できる可能性は極めて低い。

 フィリピンでは、バックアップの送電網が無い地域が多く電力の供給が不安定で、停電が毎月起きることも多い。道路の整備も遅れている悪路地域が多く、揺れに弱いワクチンの国内輸送も難しい点がある。

 こうした中で、ベルナデット・ロムロ・プヤット フィリピン観光大臣は、年内に海外からの一般観光客(ワクチン接種済み)の受け入れを再開したいとの意向を示しているが、フィリピン国内のワクチン接種の進捗状況がネックになりそうだ。
【編集 : Eula Casinio】

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