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中国は、すぐ帰化が出来るのか…犯罪者には天国だな

Global News Asia 2021年3月28日 5時0分

 2021年3月、韓国のショートトラックの選手が、中国での特別帰化が認められた。この青年は、昨秋までは、韓国内で裁判の被告だったので、とても早く、本当に、特別に、帰化が認められたと言えよう。

 日本では、国技である相撲の横綱でさえも安易には、帰化が認められない。特別帰化制度もない(たぶん)。帰化にあたって、必要書類や日本国籍になるための実績を考えたら、中国の特別帰化は、神業とも言える。

 青年は、前冬季オリンピックで金メダルを韓国代表として取った。しかし、同じ競技内の同性=男性の選手にセクハラを働き、裁判になっていた。大韓スケート競技連盟は、彼に選手資格停止1年を命じた。つまり、来年2月行われる予定の北京冬季オリンピックには出られない。そして、韓国国内では、練習する場すらないようだ。

 彼の出自を調べてみたが、先祖の先の先祖の方まではわからなかったが、生粋の朝鮮人と思われる。中国に特に縁戚はない。ただ、このまま韓国で、連盟の指示に従っていたら、彼自身の華々しい競技人生はそこで終わってしまう。だから、金メダルを確実欲しい中国が、特別に国籍を与えたとも思われる。ギブ&テイクだ。

 ただ、オリンピックという神聖な大会に出場するためには韓国オリンピック委員会と中国オリンピック委員会の合意が必要だ。さらにオリンピック憲章には、選手が国籍を変えて五輪に出場するためには、以前の国籍で大会に出場してから3年経過しなければならないと明記されている。彼が、最後に出た国際大会は、2019年3月20日。北京五輪は、2022年2月4日に開幕し、2月20日に終わる。1カ月確実にかぶさる。

 外交手腕抜群で、韓国に睨みを利かす大国中国のことだから、何らかの手を打ってこの1カ月をなかったことにすることも考えられるし、コロナ禍で1年延期になれば出られる。

 オリンピック出たさに国籍を変えた著名人に、猫ひろし氏がいる。2016年8月、リオデジャネイロ五輪の男子マラソンにカンボジア代表として出場した。崇高な使命感の強い人だ。

 犯罪者が罪を償わず、国籍を転々として、金メダルという栄光に縋って生きる。日本における、東京オリンピックもだらだら決定が先送りにされている。オリンピックって、ある程度清い人が清く正しくたくましく戦う場だとしたら、もう、この先にオリンピックはできない、してはならない。
【編集 : fa】

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