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【コラム】誠意のある菅総理・悪意と虚栄心の文大統領「魂の差が対照的」

Global News Asia 2021年9月13日 6時0分

 2021年9月、日本の第99代総理大臣・菅義偉氏は、任期満了で退任する。総裁選という魑魅魍魎の世界が展開され、押し出しごっこのように、過去の総理大臣になるだろう。

 「だろう」と書いているのは、まだ彼の手には、切り札があるからだ。「衆議院解散」。これを言える資格を持っているから。彼がやられっぱなしのままでいないとしたら、このカードを切ればいい。その可能性は低いが。

 さて。コロナ政策にすっかり失敗した首謀者とされる菅政権は、そんなにダメダメだったのか。ニューヨークでファイザー社長に面談し、ワクチン大量確保は菅さんの手腕だった。菅叩きの後ろで、大手携帯会社の違約金の撤廃や手数料の撤廃など働きかけがあった。公約は守っている。これは素早かった。さらに、不妊治療では、一人の子が授かるために6回の支援がなされることも法案化した。確かに、これらの問題は、前総理からの引継ぎ案件でもあり、国会の場で充分な議論がなされ、決定したことであり、菅政権の手腕ではないかもしれない。そして、施行は菅氏が去った後だ。

 彼は、本当に無能だったのだろうか。無能な人間が、官房長官を8年も勤めあげられるものだろうか。コロナ対策に関しては、確かに後手に回った局面もあったが、先進国の中でも感染確認者や死亡者は少ない方だ。

 失策が始まった時点で、彼は表情を失った。目はうつろで、官僚の書いた作文すら読めなくなった。どうだろう、72歳の彼の中に、認知症の初期が始まっていると考えて見たら。政治家が認知症にならないということはない。それで、腑に落ちる国民も少なからずネット上には存在している。総理なんか辞めて、治療をはじめて、楽しい人生を送って欲しいという声もある。認知症の初期は、正気に戻る期間もある。

 それが、紙を読まずに、言いたいことを自分の言葉で短くまとめた退任を前にした会見ではないだろうか。「おまえと一緒に沈められない」とも言われたと聞く。孤立無援の中で、なんで俺ではダメなのだと憤ったのではあるまいか。前振りが長くなった。

 韓国大統領は、来年改選だ。前例から見て、なんらかの犯罪が表ざたになるはずだ。この大統領は、脱北者の家系でもある。北での暮らしがひどくて、南に来たというのに、故郷を忘れられずに、故郷から100%拒絶されても、故郷のためになる政策ばかり、必死に打ち出している。国民的には、「あんたは、どこの国の人間だ!」だろう。

 そこから考えると、菅氏のおかげで、故郷の秋田県が潤ったり、極端にコロナの罹患者が減ったり医療者が優遇された話は聞かない。秋田県にだけ予算が多く落ちたとも聞かない。選挙区は、神奈川県だからだ。神奈川だって、秋田と大差はない。菅氏が優遇する「故郷」はないのかもしれない。

 菅氏はなにもしていないと言うのは、簡単だ。でも見送る背中に、なにか一つでもやったことはあると見つけるのも国民の役目ではないだろうか。もちろん泣きながら「あんなに働いた総理はいません」とポエムな世襲が指さす働いた項目とは別に。
【編集 : fa】

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