タイ版 Go To トラベル開始で「先ずは国内需要を加速」

　2021年10月1日、タイ政府は新型コロナの新規感染者がピークアウトしたとして、国内向け旅行キャンペーンとしてタイ版GoToトラベルを今月から再開した。

　まもなく雨季が明けるタイでは、多くの観光イベントも行われる本格的な旅行シーズンを迎える。タイ版GoToトラベルは、We Travel Togetherと銘打ち、宿泊費40％引き、ショッピング割引クーポン1日につき600バーツ分、そして航空運賃40％を補助する。キャンペーンを利用するには登録サイトで事前申請する必要があり、先着200万人までと限定されている。

　当初タイ政府は、外国からの観光客を段階的に受け入れる予定でいたが、ワクチン接種が進んでいないことから11月に延期した。その分を穴埋めすることと、国内需要の喚起のために、中止になっていた国内向けのキャンペーンを再開したもの。

　通常のタイでは、雨季が明けるに伴って各地で伝統行事や観光イベントが数多く開催される。今月だけでも、6〜14日が菜食週間(タイ全土)。6日にドゥアンシップ(ナコンシータマラート県)、15日にはアンダマン海側国立公園内にある島々への渡航解禁、18ー22日に電飾ボートパレード(ライルアファイ:ナコンパノム県)、21日に出安居(オークパンサー:タイ全土)、水牛レース(チョンブリー県)も21日に行われる。そして来月19-20日には灯籠流し(ローイクラトン祭り)がタイ全土で、チェンマイではランタン祭り(コムローイ)が行われる。
【編集 : そむちゃい吉田】