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【ベトナム】横暴中国船対策、中国に海洋法を守らせるのが一番の課題

Global News Asia 2014年8月2日 22時17分

 2014年8月2日、ベトナムのメディアは、横暴中国船対策について、次のように伝えた。中国の環境汚染や乱獲により、中国沿岸部の漁場での魚が枯渇している状況については、理解している。ただそうなったのは、モラルの低いリーダーが、目先の利益確保を優先し、長期的なビジョンを持つ資質が無かったからだ。周辺国を侵略して良いという事にはならない。

 中国漁船の中には、魚を捕るためとは思えないスピードが速く、攻撃的な漁船風の覆面船が混じっている。ベトナムは、新造の巡視船2隻を投入したが、まだまだ足りない。日本からの無償援助の中古船6隻を、早く改修して巡視船として投入するのが、現在出来る対応策だ。

 岸田外相とベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相とのハノイでの会談の中で、南シナ海などで、法を無視した暴力的な海洋進出を強硬に続けている中国に対して海洋法を守らせることが、一番の課題であるとの認識で一致した。

 ファム・ビン・ミン副首相兼外相は「日本の中古船の供与について、とても感謝している」と述べ。中国の脅威に対抗するために「出来るだけ早く日本の新造巡視船も供与してほしい」と懇願した。

 
【編集 : 安麻比呂】

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