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【タイ】規制緩和でロイクラトン祭り各地で開催へ

Global News Asia 2021年11月13日 6時0分

 2021年11月19日・20日、新型コロナウィルスの封じ込め作戦が進行しているタイでは、行動規制が緩和されたことで、タイ3大祭りでもある伝統行事のロイクラトン祭りが全国で行われる。

 バンコク都では、定められた感染防止対策の上で、チャオプラヤー川のラマ8世橋やオンアン運河のほか、30カ所の公園を解放する。しかし、花火、爆竹、ランタン飛ばし(コムローイ)は禁止された。また、タイの祭りに欠かせない屋台やコンサートなども解禁されていることから、各地で多くの人出が予想される。

 ロイクラトン祭りは、河川の水位がもっとも高い旧暦12月(現在の10月または11月)の満月の夜に人々が川岸に集まり、川の女神プラ・メー・コンカーへ感謝の気持ちを捧げる祭り。近年は、恋人どうしが流した灯籠が離れずに流れていけば、二人は結ばれると信じられていることから、多くの恋人たちにとって大切なイベントになっている。

 また、今年は禁止されたコムローイ(ランタン飛ばし)は、近年外国人観光客に好評だったものの、同時に落下したランタンによる火災事故などが毎年発生していた。チェンマイでは、イーペン祭りとして日本人観光客を募ったイベントも開催されていたが、飛行機の運行に支障をきたすなどの問題になっていた。川などに流す灯籠も近年は自然素材を使うことが義務付けられており、コムローイについても、落下しても火災が起きないようLED電灯を使うなどの対策が求められている。
【編集 : KK】

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