2014年8月3日、タイのファミリーマートで「ひでこ」という名のおにぎりが販売されているのを見つけた。
中身の具はカニカマ・マヨネーズ、とびっこ、ワカメサラダの3種類あり、価格は1個25バーツ(約75円)。
味のほうはかなり微妙である。ご飯が酢飯になっているからである。おにぎりではなく、寿司だと思って食べればいいのかもしれないが……。
商品名の「ひでこ」というのはおそらく、タイで何度もテレビドラマ化や映画化されている、第2次世界大戦下のタイを舞台にした人気作品「クーカム」のヒロインの名前から来ているのだろう。
ヒロインの名前は「アンスマリン」というのだが、夫である日本人将校のコボリが「それはどういう意味か?」と訊くと、「太陽」という答えが返ってくる。そこでコボリは彼女に勝手に「日出子(ひでこ)」という日本名をつけるのである。
それにしても「日出子(ひでこ)」……。
コボリにはネーミングセンスが著しく欠如していると感じてしまうのは筆者だけだろうか。そもそも太陽から連想される日本人女性の名前といえば「陽子」がふつうではないか。いったいなぜ「日出子(ひでこ)」なのか。
【取材/撮影 : 小林ていじ】
中身の具はカニカマ・マヨネーズ、とびっこ、ワカメサラダの3種類あり、価格は1個25バーツ(約75円)。
味のほうはかなり微妙である。ご飯が酢飯になっているからである。おにぎりではなく、寿司だと思って食べればいいのかもしれないが……。
商品名の「ひでこ」というのはおそらく、タイで何度もテレビドラマ化や映画化されている、第2次世界大戦下のタイを舞台にした人気作品「クーカム」のヒロインの名前から来ているのだろう。
ヒロインの名前は「アンスマリン」というのだが、夫である日本人将校のコボリが「それはどういう意味か?」と訊くと、「太陽」という答えが返ってくる。そこでコボリは彼女に勝手に「日出子(ひでこ)」という日本名をつけるのである。
それにしても「日出子(ひでこ)」……。
コボリにはネーミングセンスが著しく欠如していると感じてしまうのは筆者だけだろうか。そもそも太陽から連想される日本人女性の名前といえば「陽子」がふつうではないか。いったいなぜ「日出子(ひでこ)」なのか。
【取材/撮影 : 小林ていじ】