2014年8月3日、バンコクのスクンビット・ソイ3/1のアラブ人街を訪れた。
通りには銀色にピカピカと光るアラブ料理レストランが軒を連ね、目の部分だけを出した黒装束の女性などアラブ系の人々が行き交う。
ここに来ると、いつも必ず味わうのがシーシャ(水たばこ)である。この通りのほとんどのアラブ料理レストランで提供しており、料金は1回200バーツ(約600円)。味はアップル、グレープ、ミントなどから選べる。
ミントの葉と砂糖をたっぷり入れた甘ったるい紅茶を飲みながら、これまた甘ったるいシーシャの煙を肺の奥まで吸い込んで吐き出す。白い煙がエアコンの効いた店内に薄く広がっていき、靄がかかったようになる。
どこからかアザーン(イスラム教の1日5回ある礼拝への呼びかけ)が聞こえてきた。まるで魂の慟哭のように悲哀を帯びた旋律。それはイスラム教徒ではない筆者の心にも深く染み渡っていく。
スクンビット・ソイ3/1のアラブ人街は非日常的な空間でリラックスすることのできる憩いの空間なのだ。
【取材/撮影 : 小林ていじ】
通りには銀色にピカピカと光るアラブ料理レストランが軒を連ね、目の部分だけを出した黒装束の女性などアラブ系の人々が行き交う。
ここに来ると、いつも必ず味わうのがシーシャ(水たばこ)である。この通りのほとんどのアラブ料理レストランで提供しており、料金は1回200バーツ(約600円)。味はアップル、グレープ、ミントなどから選べる。
ミントの葉と砂糖をたっぷり入れた甘ったるい紅茶を飲みながら、これまた甘ったるいシーシャの煙を肺の奥まで吸い込んで吐き出す。白い煙がエアコンの効いた店内に薄く広がっていき、靄がかかったようになる。
どこからかアザーン(イスラム教の1日5回ある礼拝への呼びかけ)が聞こえてきた。まるで魂の慟哭のように悲哀を帯びた旋律。それはイスラム教徒ではない筆者の心にも深く染み渡っていく。
スクンビット・ソイ3/1のアラブ人街は非日常的な空間でリラックスすることのできる憩いの空間なのだ。
【取材/撮影 : 小林ていじ】