【タイ】無農薬栽培のスイカ日本への輸出が決まる

　2021年12月17日、タイメディアによるとタイ東部チョンブリー県で新たに無農薬栽培されたスイカが日本へ輸出されると話題になっている。

　タイはフルーツ王国として有名だが、現実として農家は安すぎる対価に悩まされている。近年、中国への輸出が激増して価格が暴騰したドリアンなどを除けば、スイカも市場価格はキロあるいは1玉20バーツ(約70円)と爆安だ。このため、廃業したり転作する農家も後を絶たない。

　そんな中、無農薬で栽培されたスイカが日本への輸出が決まったと話題になっている。生産者はこれまで新型コロナの影響もあって、ネット販売をしていたがタイ政府が発行するオーガニック認定が承認されたことで日本への輸出が決定した。これにより、十分な利益を確保できるため、農家の生活向上に大きく寄与できるだろう。

　日本へ輸出されるスイカは、赤い果肉のハネムーン種と黄色い果肉のキングイエロー種。それぞれ赤い果肉は「お日様スイカ」。黄色は「お月様スイカ」と命名され、日本の消費者にも歓迎されることを生産者達は願っている。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】