2021年12月19日、スラムで生きる男達・ドキュメンタリー映画『なれのはて』は、新宿K’s cinemaで上映中だ。上映後、ミニ・トークショーが開催された。矢田部 吉彦 前東京国際映画祭ディレクター、粂田剛監督が登壇し撮影秘話など、とっておきのトークで満席の会場が沸いた。
フィリピンの貧困地区で生きる日本人の男たちを7年追い続けた粂田剛監督の自信作。2020 東京ドキュメンタリー映画祭の長編部門グランプリ・観客賞を受賞している。
マニラの貧困地区、路地の奥にひっそりと住む高齢の日本人男性たち。「困窮邦人」と呼ばれる彼らは、まわりの人の助けを借りながら、僅かな日銭を稼ぎ、細々と毎日を過ごしている。警察官、暴力団員、証券会社員、トラック運転手…かつては日本で職に就き、家族がいるのにも関わらず、何らかの理由で帰国しないまま、そこで人生の最後となるであろう日々を送っている。
リタイヤ間近な日本人男性は「映画を見る前まで日本を捨ててフィリピンに渡った男性たちは、なんて惨めなんだろうと思っていましたが、孤独なはずの老人達が、周りのフィリピン人たちに支えられて悲壮感なく必死に生きていく様が、とても印象的でした。第二の人生を考えさせられた映画でした」と感想を話していた。
【編集 : af】
フィリピンの貧困地区で生きる日本人の男たちを7年追い続けた粂田剛監督の自信作。2020 東京ドキュメンタリー映画祭の長編部門グランプリ・観客賞を受賞している。
マニラの貧困地区、路地の奥にひっそりと住む高齢の日本人男性たち。「困窮邦人」と呼ばれる彼らは、まわりの人の助けを借りながら、僅かな日銭を稼ぎ、細々と毎日を過ごしている。警察官、暴力団員、証券会社員、トラック運転手…かつては日本で職に就き、家族がいるのにも関わらず、何らかの理由で帰国しないまま、そこで人生の最後となるであろう日々を送っている。
リタイヤ間近な日本人男性は「映画を見る前まで日本を捨ててフィリピンに渡った男性たちは、なんて惨めなんだろうと思っていましたが、孤独なはずの老人達が、周りのフィリピン人たちに支えられて悲壮感なく必死に生きていく様が、とても印象的でした。第二の人生を考えさせられた映画でした」と感想を話していた。
【編集 : af】