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フィリピン台風22号、飲料水の購入が困難、生死に直結する深刻な状態「電気復旧は数か月先」

Global News Asia 2021年12月21日 4時30分

 2021年12月20日、フィリピンに12月16日に上陸した台風22号による死者が375人、行方不明は56人、負傷者は500人とフィリピン国家警察が伝えた。飲料水の購入が困難になっており、生死に直結する深刻な状態に陥っている。

 セブ島や、マクタン島の全域で電気の供給がストップ。セブ市のITパークなど、自家発電装置を持つビルには、多くの住民が殺到し大混雑。コンビニは飲料水や食料など生活必需品は売り切れの状態。ガソリンスタンドは2~3キロの給油待ちの車が並ぶ。

 マクタン島ラプラプ市内では、時々、携帯電話の通信ができる程度。電気の供給再開の具体的なスケージュールは発表されておらず、数か月先になると住民は途方に暮れている。JALアパートでは、井戸水をモーターで汲み上げ、生活用水を全戸に供給する仕組みだったが、停電でモーターが動かず、近くの手押し井戸を利用し、どうにかしのいでいる状況。
【編集 : Eula Casinillo】

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