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【タイ】「新型コロナは風土病」国内経済の立て直しを視野に、2022年末までに宣言へ!

Global News Asia 2022年1月28日 12時30分

 2022年1月28日、タイ保健省は、独自の基準で2022年末までに「新型コロナウイルスは風土病」と宣言することを目指すことを明らかにした。

 タイ政府の国家感染症委員会(委員長、アヌティン副首相兼保健相)は27日の会合で、新型コロナ感染症をパンデミック(世界的流行)からエンデミック(風土病)に格下げする基準を、死亡率0.1%未満、入院率10%未満、1日の新規感染者数1万人以下などとすることを決めた。

 保健省が今回「新型コロナウイルスは風土病」と宣言することを目指すとしたのは、オミクロン株の死亡率や重症化率が、これまでと比較して低いことや、リスクのある人々の80%以上が2回のワクチン接種を受けていることなどから、疲弊する国内経済の立て直しを視野にしたものとみられる。

 現在、公共の場所では全員がマスクを着用する義務があり、違反者は最高2万バーツの罰金が科されるが、「新型コロナウイルスは風土病」と宣言されれば、患者や必要な人々のみにマスクの着用を義務付けるようになる可能性があるとのこと。

 28日に発表された新型コロナの新規感染は8,450人、死亡28人、回復者7,484人だった。
【編集 : KK】

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