2022年2月28日、バンコク都は都内の運河で電動客船の定期運航を開始し、メディアにお披露目した。
バンコク首都交通公社(BMA)は、バンコク都内のセーンセーブ運河で運航する電動客船をマスメディアに公開。性能や定期運航されるルートなどを説明した。取材に同席したアッサウィンバンコク都知事自らが船の性能などを説明したところによると、ソーラーシステム付きの充電時間は、わずか90〜120分で100%になるという。船は全長12.5メートル、42席で12隻が配備された。
運航されるルートは、プラトゥナムからのルート終点になっているワット・シーブンルアンからミンブリー区役所までの約10キロメートルの間で、12カ所の乗降桟橋が設置される。平日午前5時30分から午後8時30分、土日祝日は、午前6時から午後7時まで。料金は最大15バーツを予定しているが、6カ月間は無料で利用できる。
タイでの電動客船の開発は、他でも行われており、Bangpunext Ferry社は電動遊覧船を開発して、タイで最初の電動客船として登録されている。今後、プーケットやサムイ島で観光遊覧船として就航を目指している。また、チャオプラヤー川で運航されているチャオプラヤーエクスプレスでも電動客船の開発が進められており、近い将来に現行の客船と置き換えられる計画だ。
ちなみにタイ湾東岸パタヤに近いサタヒップ港から西岸のフワヒンやスラータニーなどに就航しているフェリーは、かつて日本の津軽海峡を航行していた船が再利用されており、老朽化のためコスト高が懸念されている。
これまで報じてきた電動トゥクトゥクや電動バイクなど、タイでの電動化の取り組みは官民一体となって進められており、少なからず日系企業も技術開発などで貢献。今後もこうした脱炭素ゼロエミッション事業として優先的に推し進められていくだろうとタイの各メディアは報じている。
【編集 : KK】
バンコク首都交通公社(BMA)は、バンコク都内のセーンセーブ運河で運航する電動客船をマスメディアに公開。性能や定期運航されるルートなどを説明した。取材に同席したアッサウィンバンコク都知事自らが船の性能などを説明したところによると、ソーラーシステム付きの充電時間は、わずか90〜120分で100%になるという。船は全長12.5メートル、42席で12隻が配備された。
運航されるルートは、プラトゥナムからのルート終点になっているワット・シーブンルアンからミンブリー区役所までの約10キロメートルの間で、12カ所の乗降桟橋が設置される。平日午前5時30分から午後8時30分、土日祝日は、午前6時から午後7時まで。料金は最大15バーツを予定しているが、6カ月間は無料で利用できる。
タイでの電動客船の開発は、他でも行われており、Bangpunext Ferry社は電動遊覧船を開発して、タイで最初の電動客船として登録されている。今後、プーケットやサムイ島で観光遊覧船として就航を目指している。また、チャオプラヤー川で運航されているチャオプラヤーエクスプレスでも電動客船の開発が進められており、近い将来に現行の客船と置き換えられる計画だ。
ちなみにタイ湾東岸パタヤに近いサタヒップ港から西岸のフワヒンやスラータニーなどに就航しているフェリーは、かつて日本の津軽海峡を航行していた船が再利用されており、老朽化のためコスト高が懸念されている。
これまで報じてきた電動トゥクトゥクや電動バイクなど、タイでの電動化の取り組みは官民一体となって進められており、少なからず日系企業も技術開発などで貢献。今後もこうした脱炭素ゼロエミッション事業として優先的に推し進められていくだろうとタイの各メディアは報じている。
【編集 : KK】