2014年8月7日、バンコクのスクンビット通りソイ(小道)77/1を訪れた。ローカルな雰囲気の漂う通りで、1時間150バーツ(約450円)と格安のタイ古式マッサージ店が軒を連ねている。
店によっては、マッサージ師を男性と女性から選ぶことができる。その場合、筆者はいつも女性を選ぶようにしている。男のマッサージ師だとセクハラをしてくることが多いからである(筆者は男だが……)。
少し前に男のマッサージ師から足マッサージを受けたときのこと。男が筆者の足を揉んでいるとき、その指先が筆者の股間のあたりに触れた。
最初はただの偶然だろうと思って気にもとめていなかったのだが、その後も何度も触れてくる。目が合うと、男はフフッと笑った。それでようやく故意にやっているのだなと気づいた。
しかし、筆者は気が動転してしまい、すぐに声を出すことができなかった。満員電車で痴漢に遭っている女性もこんな気持ちなのだろうか。
男は店に他に客がいないのをいいことに、調子づいて筆者の短パンの中に手を忍び込ませようとしてくる。筆者は勇気を振り絞って声を出した。
「ノ、ノー!」
「オー、ソーリー、ソーリー」
そして、そこからはようやく普通の足マッサージになった。男からマッサージを受けてこのような目に遭ったのは1度や2度のことではない。
また、この手のマッサージ師は、マッサージをする場所が個室だったり、カーテンで仕切られていたりすると、しきりにオイルマッサージをすすめてくる傾向がある。オイルマッサージは当然服を脱がなくてはならないし、全裸になることを要求されることもある。
【取材/撮影 : 小林ていじ】
店によっては、マッサージ師を男性と女性から選ぶことができる。その場合、筆者はいつも女性を選ぶようにしている。男のマッサージ師だとセクハラをしてくることが多いからである(筆者は男だが……)。
少し前に男のマッサージ師から足マッサージを受けたときのこと。男が筆者の足を揉んでいるとき、その指先が筆者の股間のあたりに触れた。
最初はただの偶然だろうと思って気にもとめていなかったのだが、その後も何度も触れてくる。目が合うと、男はフフッと笑った。それでようやく故意にやっているのだなと気づいた。
しかし、筆者は気が動転してしまい、すぐに声を出すことができなかった。満員電車で痴漢に遭っている女性もこんな気持ちなのだろうか。
男は店に他に客がいないのをいいことに、調子づいて筆者の短パンの中に手を忍び込ませようとしてくる。筆者は勇気を振り絞って声を出した。
「ノ、ノー!」
「オー、ソーリー、ソーリー」
そして、そこからはようやく普通の足マッサージになった。男からマッサージを受けてこのような目に遭ったのは1度や2度のことではない。
また、この手のマッサージ師は、マッサージをする場所が個室だったり、カーテンで仕切られていたりすると、しきりにオイルマッサージをすすめてくる傾向がある。オイルマッサージは当然服を脱がなくてはならないし、全裸になることを要求されることもある。
【取材/撮影 : 小林ていじ】