2022年4月2日、プノンペンの中国語紙によると、カンボジア国内で死亡した約80体の中国人の遺体が、本国に移送できず寺院に置かれたままになっており、中国政府の支援もなく、寺院の関係者は対応に苦慮している。
記事によると遺体が留め置かれているのはプノンペン市内2カ所の寺院で、荼毘には付されたものの本国の家族は移送費用を払えないため、そのまま留め置かれている。家族との連絡を担当したスタッフによると、本国の家族には移送費用を払えるお金がないと言われ、何度もコンタクトを取っているうちに連絡が途絶えた。こうしたことから対応に苦慮している。
現地の事情に詳しい専門家によると、「近年カンボジア政府が親中国寄りであることから、中国から多くの投資が集まり、さらに多くの中国人が住み着いている。しかし、違法なビジネスも多く、振込め詐欺のアジトなども摘発されている。また、同業者による抗争から中国人が中国人を撃ち殺すという事件も少なくない。そして、酔っ払い運転などでカンボジア人をひき逃げする事案も毎日のように発生している。こうした事件事故で死亡した中国人の遺体の移送は、原則その家族が費用を負担することになっているため、折からの新型コロナのために引き取りに来ることもできないことや、移送にかかる費用も高額であるため、本国の家族には払えないケースがほとんどだという。こうした状況から中国政府の対応が注目されているが、これまでのところ支援に向けた動きは全く見られない。」
【編集 : KK】
記事によると遺体が留め置かれているのはプノンペン市内2カ所の寺院で、荼毘には付されたものの本国の家族は移送費用を払えないため、そのまま留め置かれている。家族との連絡を担当したスタッフによると、本国の家族には移送費用を払えるお金がないと言われ、何度もコンタクトを取っているうちに連絡が途絶えた。こうしたことから対応に苦慮している。
現地の事情に詳しい専門家によると、「近年カンボジア政府が親中国寄りであることから、中国から多くの投資が集まり、さらに多くの中国人が住み着いている。しかし、違法なビジネスも多く、振込め詐欺のアジトなども摘発されている。また、同業者による抗争から中国人が中国人を撃ち殺すという事件も少なくない。そして、酔っ払い運転などでカンボジア人をひき逃げする事案も毎日のように発生している。こうした事件事故で死亡した中国人の遺体の移送は、原則その家族が費用を負担することになっているため、折からの新型コロナのために引き取りに来ることもできないことや、移送にかかる費用も高額であるため、本国の家族には払えないケースがほとんどだという。こうした状況から中国政府の対応が注目されているが、これまでのところ支援に向けた動きは全く見られない。」
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