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【コラム】アイドルは絶対プーさんの国で、ドラえもん賞賛は大丈夫でしょうかー中国

Global News Asia 2022年8月15日 10時30分

 2022年7月末、北京にある日本大使館で、2020年夏に公開された映画「ドラえもん のび太の新恐竜」が上映され、中国のちびっこ150人が招待をされた。

 今年9月は、日中国交正常化50周年になる。

 ドラえもんが日本の子どもたちの前に登場したのは、1969年。1970年1月号の作品として、「よいこ」「幼稚園」「小学一年生」などで連載が始まった~1973年には、「小学六年生」まで網羅される。

 つまり、時差は多少あっても、中国の子どもたちにも、ドラえもんは人気者なのである。50周年を記念して、昨年夏に四川省で発見された新種の恐竜の足跡の化石に「エウブロンテス・ノビタィ」という名前が付けられた。

 リアルで「ドラえもん」の連載開始時に小学一年生だった日本のちびっこで、今年還暦だ。藤子不二雄先生のキャラクターたちは、たくさんいて、どれにも物凄いファンがいて、思い入れも深い。でも、ドラえもんは、戦後の漫画において、特別のものではないだろうか(終戦直後から見ると、女王・サザエさんがいる)。

 それは、中国でも同じことで、招待された子どもたちについてきた30代の親たちもまた、ドラえもん世代だ。「子どもたちは、両国友好の未来。心の中に友好の種を持ってもらいたい」と語る。

 恐竜に国境がほぼないように、ドラえもんにもない。どこでもドアやタケコプターで、自由に行き来できる。パスポートなんかいらない。

 中国には、絶対的なアイドル・プーさんがいて、ドラえもんの存在を認めないかもしれない。しかし、ドラえもんならそんな大人の事情は簡単に飛び越えてしまうだろう。

 おっと。日中国交正常化してそんなにしないうちに、メイドインチャイナの「どらへもん」という耳のあるバッタモンが、田舎町では売られていたことは、忘れない(「キディさん」もいたな~)。
【編集 : fa】

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