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【コラム】今時、男が~女~がって戦っているのは韓国だけ?

Global News Asia 2022年9月5日 6時0分

 うすうすは薄まってきていたが、日本の大晦日の風物詩NHK紅白歌合戦も、2021年12月31日放送分から、紅白とはタイトルと優勝チーム的には暫定的には残るものの、白組=男性、紅組=女性ではなくなった。世界的なジェンダーな部分がやっと超えた気がする。ただ、ネーミングを変えると、紅白歌合戦という名前に馴染んだ世代の視聴率という大人の事情もあって、難しい問題だ。こんなのを難しいことと言っている日本は、まだ、本当にジェンダーにはなれないのかもしれない。

 似たようなことは、韓国でもそうである。歌謡曲という文化の問題ではなく、根本で韓国という国を動かす国会議員の意識の問題だ。

 若い国民は声を上げる。イデナム=フェミニズムに「否定」的な男性、と、イデニョ=フェミニズムに「肯定」的な女性を、票の取り合いのために議員が引き離していると。

 確かに、韓国では、フェミニズム問題の前に「女性が強い」=言葉なら絶対に負けない。そんな尻に敷かれた状態で、男性がいやいやフェミニズム行動を行っているのは否めない。欧米のように、人間として尊重し合うレディーファーストではなく、「おまえがのろまだから、私(女性)が先だ!」。こういった発言は、韓国国内のみならず、日本にいる韓国女性からも、当たり前に発せられる。

 その上で、韓国には女性家族部(今任本では、家族というか、家庭という名前が入った韓国系の宗教問題が芳ばしい。この宗教においては、男性が偉いことになっている)があり、なにかと、女性が守られている。差別感を持つ男性も多い。

 韓国の国会議員における男女比率は、女性が19%ほど。日本でも似たようなものだが、大臣に命じられても、お飾り、女性を大臣にしましたよ感はある。結局上り詰めてはいるが、実際の仕事は、官僚がやっているのも事実。

 どこかの国で、議員をざっくり、男女半分づつ定員制にしてしまうと、どちらが優れているかは歴史が決めてくれるような気がする。しかし、議員をやっている女性はおじさん的考えの方も多い。自分以外の女性は、選挙期間中を除いて、「だから女はね~」的な扱いや発言をよくする。

 イデナムと、イデニョ。通称にしても、そんな単語ができるだけ、韓国が深刻なのか、日本のジェンダーの進化がノロノロしているのか。

 繰り返すが、韓国の女性の言葉がきつい、いや強い。もし、全議員が韓国女性になった場合、この世界平和が守られるのか、想像するのが怖い。世界中で一番偉いのは韓国的な、言っちゃダメってことが続発する気がする。
【編集 : fa】

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