外国人旅行者の定番観光スポット「元祖さっぽろラーメン横丁」

　札幌のすすきのにある「元祖さっぽろラーメン横丁」は、北海道のグルメの代表格である「味噌ラーメン」を堪能できる観光スポットだ。約40メートルの狭い通りに17店舗が軒を連ね、それぞれに個性的な味噌ラーメンを提供している。外国人旅行者にも人気で、英語や中国語などのメニューも用意されている。

　元祖さっぽろラーメン横丁は、1951年に「公楽ラーメン名店街」として発足したのが始まりだ。当時は札幌駅前にあったが、1969年の札幌冬季オリンピックに伴う道路拡張のために取り壊された1。その後、1971年に現在の場所に移転し、「元祖さっぽろラーメン横丁」と名付けられた。以来、札幌の味噌ラーメン発祥の地として、全国に「札幌ラーメン」の不滅の伝説を作り上げてきた。

　元祖さっぽろラーメン横丁には、様々なタイプの味噌ラーメンが楽しめる。例えば、「弟子屈ラーメン」は、北海道らしい本物の美味しさを追求している。「みそ吟札幌本店」は、鶏ガラと豚骨をベースにしたスープに自家製味噌を加えたコクと旨みが特徴だ。「倍煎舎」は、特製ラードと味噌を中華鍋で一気に焦がした香ばしい味噌ラーメンを提供している。

　新千歳空港には「新千歳空港ラーメン横丁」という名前のフードコートがある。しかし、本物の「札幌ラーメン」を味わいたいなら、やはり元祖さっぽろラーメン横丁に足を運んでみることを強くお勧めする。昔ながらの雰囲気と伝統的な味噌ラーメンで、北海道のグルメ文化を堪能できることだろう。ラーメンの完成度、満足度はピカ一だ。
【編集 : af】