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【在チエンマイ日本総領事館】チェンライ県の田舎に、子どもと高齢者のための送迎車支援を決定

Global News Asia 2022年9月29日 12時0分

 2022年9月28日、在チェンマイ日本総領事館は、草の根・人間の安全保障無償資金協力として「チェンライ県メースワイ郡ターゴ地区における子どもと高齢者のための送迎車整備計画」への支援を決定した。

 在チェンマイ日本国総領事館で、樋口惠一総領事とラチャナポン・ラッタナ・ターゴ地区自治体長との間で署名式が行われた。 

 ターゴ地区は、チェンライ県中心地から約70キロ離れた山地に位置し、地区面積の約7割は森林地帯となっている。そのため、同地区に住むほとんどの住民は農業で生計を立てているが、非常に貧しい生活を強いられており、働き盛りの父母世代のほとんどが都会に働きに出ている。

 ターゴ地区自治体が運営する幼稚園に通う子どもたちは、地理的に車なしでは通園できない。家族構成や経済的な理由から子どもを送迎できない家庭が多く、乗合バイクや民間送迎車両を利用している。しかし、乗合バイクは転倒事故等の危険があり、また民間送迎車両は15年以上使用され老朽化が深刻なため、安全に送迎できる環境が整っていない状況が続いていた。

 また、同地区は高齢者の介護予防や孤立防止を目的とした高齢者学校を運営している、自前の交通手段がないことにより通学出来ない高齢者が一定数いる。安全で効率的な送迎を可能とする同地区自前の送迎車両の整備が喫緊の課題となっていた。

 この状況を改善するため、チェンマイ日本総領事館は、ターゴ地区自治体に対し、送迎車整備にかかる総額2,150,200バーツ(約740万円)の支援を決定。送迎用マイクロバス1台を整備することにした。
【編集 : af】

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