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【コラム】なにかと話題が尽きないトヨタ 中国

Global News Asia 2022年11月14日 7時0分

 トヨタイムズには書かれないのかしら…編集長不在だったかな。なにかと話題に事欠かない状態のトヨタ。

 トヨタと言うブランドではあるが、日本で作られる車もあるし、アメリカで作られて、逆輸入で日本の公道は走らないトヨタ車もある。その盲点を、中国が鋭く刺したってことだろうか。

 昨年末、アメリカのモーターショーで発表され話題になったピックアップトラック「Tundra(タンドラ)」。この夏売り出し開始されたが、北米専用車でもあるにかかわらず、メキシコでは、メキシコ仕様が8月に、日本円にして804万円で売り出された。

 今の世界情勢からして高額であることは間違いないと素人は思うのだが、カーマニアにしたら、意外と安い買い物かもしれない。日本までの運搬費の方が高い、維持費もかかる、走る道も選ばなければならない…マニアにとって、そんなことは大した問題ではないのかもしれない。

 ところがだ…今年暮れに、中国で「タンドラ」に非常によく似たピックアップトラック「Tundar(タンダー)」の発売を決めた。

 「Tundra」と「Tundar」。一瞬見ただけでは、同じアルファベットの配列に見える。だが、前者の語尾は「ra」であり、後者は「ar」。とりあえず、別物のはずだ。タンドラに、タンダー、カタカナにしても似ている。

 車の形も似ているし、中国のタンダーの後方についているロゴは「TUNDRA」。全部大文字のタンドラになっている故意の間違いも加えて寄せてきている。

やっちゃえ! は、トヨタではない。

 だが、パクりというものは本物を超えられない宿命はあるようで、中国車は、1.0リットル3気筒エンジンだが、本物は3.5リットルツインターボチャージャーV6エンジン搭載。走ったら、中国はボロ負けだ。

 さらに価格も、中国車は86万円ほど、本物は、836万円。格が違う。

 中国は、今までも、フォードF-150やランボルギーニ・ウルスなどパクリ自動車を作って来た実績がある。悲しい実績だけれど。

 さすが本物トヨタの日本本社もアメリカ本社も、パクリに対しての見解を示してはいない。「乗ればわかるよ」という王者の貫禄故だろうか。
【編集 : fa】

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