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【ラオス】風光明媚な観光地バンビエンで河川が増水=住民に死傷者も

Global News Asia 2014年8月20日 19時24分

 2014年8月10日頃より、ラオスの首都ビエンチャン北方約180キロにある観光地バンビエン市内は、豪雨により、周辺を流れるナムソン川が増水し、地元民2名が流れに呑まれるなどして犠牲になった。

 ラオス中部から北部にかけて、8月8日と10日に集中豪雨があり、このため、各河川はかなり増水。川にかかっていた吊り橋も流されるなどしていた。10日に犠牲になった1人は、家族に食料を届けるために川を渡ろうとして、急流に巻き込まれた、と報告されている。

 バンビエンは、かつてベトアム戦争とラオス独立戦争の際に、米軍の秘密基地があったことで知られている。今も街にはかつての滑走路跡が広々と残されている。

 ビエンチャンから車で約4時間と比較的近いことや周辺の風光明媚な環境と街を流れるナムソン川での川遊びは欧米人を中心に人気で、外国からの観光客が多く訪れている。最近はタイ東北部のウドンタニーとノンカーイから直行バスも運行されている。

 ラオスを含む周辺国はこれから雨季の本格的シーズンを迎える。そのために現地での気象情報はこま目にチェックすることが必要だ。

【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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