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【コラム】殺人犯…逮捕されたてでも、人権は守られるー韓国

Global News Asia 2023年1月15日 6時0分

 どんな微罪でも、マスコミが公表したり、確実に特定される場合、日本各地で必死で探されるのが、卒業アルバム。犯人が40歳過ぎていても、高校の卒アル写真に、小学校の卒アル作文がネットに踊る。
特に若い女性の犯人は、最近のSNSからなら~ってくらい別人のおぼこい写真を晒され、自分が犯した罪による審判よりも、「素顔晒すなら死刑にして」って思うらしい。それが、日本。もちろん、最近のが見つかり次第、デジタルタトゥーは増えていく。

 だが、韓国は意外と人権派だ。「私が犯人です」写真は、犯人本人が(たぶん限られた枚数と思いたいが)選ぶことができる。2022年暮れに起きた殺人事件の犯人は、運転免許証の写真を選択した。

 韓国の免許証更新は約10年程度ある(在韓の日本人であっても)。選択した写真は、今の本人とは似ても似つかない、若者だった(今、31歳なので、もしや21歳くらいのときの写真かもしれない)。
これには、今の本人を知っている関係者から多くの「あまりに若すぎる」「別人だ」との声があがった。

 警察はその声を受けて、よくアメリカ映画にあるプレートを持った犯人の写真「マグショット」を公開しようとした。しかし、犯人は同意しなかった…。

 この犯人だけではなく、韓国は「犯人写真」に関しては本人の同意を必ず取ってから公開している。故に、長い刑が終わって、もっと別人になっても、誰だかまったくわからないこともあり得る。

 今今の写真が使われるのは、政治家など公職の犯罪者だけなのだ。

 …運転免許証の写真って、だいたい悪人に移るので、卒アルの次くらいに使わないで欲しいものだが、韓国の免許センターカメラマンの腕が抜群なのだろうか。

 このカメラマンを雇ってきて「マイナンバーカード」専用にしたら、いいかもよ~きれいに撮ってもらえるのはうれしいもの…なんてな。
【編集 : fa】

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