2023年1月15日、フィリピン最大の観光地セブ島でシヌログ・フェスティバル。国内外から多くの観光客が訪れている。グランドパレードには、セブ市内や近郊の中学生、高校生も学校単位で参加。約3カ月の練習成果を披露した。この日は晴天に恵まれ、絶好のシヌログ日和になった。
シヌログ・フェスティバルは、1980年から開催されているセブ島最大のイベント。派手な衣装と音楽で街中をパレードして歩く様は、サンバカーニバルのようなイベントだ。このイベントがフェスティバルとなったのは1980年と古くはない。しかし、もともとセブにあった伝統的な踊りシヌグをベースにしている。そのシヌグの踊りこそがフィリピンがスペイン植民地統治される以前、約400年前から伝えられている伝統的な舞踊だ。
当初は、動物などの木像を抱えて踊っていたものが、スペイン統治の後に、セント・ニーニョ像に置き換えられ、祈りのシヌグという踊りになった。それは、セント・ニーニョ教会の前で蝋燭売りが蝋燭をもって行う踊りとして現在でも見ることができる。そして19世紀半ばに「戦いのシヌグ」ができ、トゥーラン舞踏団が受け継いできた。これは、ダンスというより歌劇ともいえるもので、セブの歴史絵巻が踊りの中で表現されている。
フェスティバルで踊られるシヌログは、戦いのシヌグを継承してきたトゥーラン舞踏団が中心となって作り上げてきたイベントだが、現在ではセブ島だけでなくフィリピンでも指折りの大イベントになっていて、参加チームは、それぞれ独自のコスチュームと踊りでパレードに参加している。
日本からセブへは、フィリピン航空が成田から直行便を運航しているほか、マニラ経由で訪れることができる。セブ発着の国内線ネットワークも充実しておりセブを起点に各地への旅行にも便利。また、手軽な価格で学べる英語留学先としての人気も高い。
【取材/撮影 : Eula Casinillo・編集 そむちゃい吉田】
シヌログ・フェスティバルは、1980年から開催されているセブ島最大のイベント。派手な衣装と音楽で街中をパレードして歩く様は、サンバカーニバルのようなイベントだ。このイベントがフェスティバルとなったのは1980年と古くはない。しかし、もともとセブにあった伝統的な踊りシヌグをベースにしている。そのシヌグの踊りこそがフィリピンがスペイン植民地統治される以前、約400年前から伝えられている伝統的な舞踊だ。
当初は、動物などの木像を抱えて踊っていたものが、スペイン統治の後に、セント・ニーニョ像に置き換えられ、祈りのシヌグという踊りになった。それは、セント・ニーニョ教会の前で蝋燭売りが蝋燭をもって行う踊りとして現在でも見ることができる。そして19世紀半ばに「戦いのシヌグ」ができ、トゥーラン舞踏団が受け継いできた。これは、ダンスというより歌劇ともいえるもので、セブの歴史絵巻が踊りの中で表現されている。
フェスティバルで踊られるシヌログは、戦いのシヌグを継承してきたトゥーラン舞踏団が中心となって作り上げてきたイベントだが、現在ではセブ島だけでなくフィリピンでも指折りの大イベントになっていて、参加チームは、それぞれ独自のコスチュームと踊りでパレードに参加している。
日本からセブへは、フィリピン航空が成田から直行便を運航しているほか、マニラ経由で訪れることができる。セブ発着の国内線ネットワークも充実しておりセブを起点に各地への旅行にも便利。また、手軽な価格で学べる英語留学先としての人気も高い。
【取材/撮影 : Eula Casinillo・編集 そむちゃい吉田】