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【コラム】上半身裸の大統領夫妻…表現の自由なのか誹謗中傷なのか 韓国

Global News Asia 2023年2月2日 6時0分

 2023年早々「グッド、バイ展inソウル」展が、国会議員会館ロビーで開かれる予定だった。しかし、強制撤去と言う方法で中止になった。

 展示される予定だったのは、現大統領夫妻が上半身裸で長い刃物(日本刀ではない)を振り回す作品が目玉だったが…国会議員会館で大統領の裸体はダメだと気が付かなかったのだろうか。あるいは国会議員会館だからこそ、韓国の表現の自由を守ってくれると考えたのか。

 主催者である国会議員の中には、一旦裁判でケリがついた「慰安婦たちを食い物にして、国会議員になる土台とした」あの女性議員も含まれている。まあ、彼女が入っているだけで、芸術の自由じゃなく、ゲテモノが並ぶ気がしなくはないが。

 「国民を無視した権力者として君臨する政治権力こそ、生きた言葉の前では無力である。それら権力の下僕になり果てた司法権力を風刺する」ことが、この展覧会の趣旨だったと主張する。

 しかし、国会議員会使用要領に定められた「特定個人または団体を誹謗するなど他人の権利、公衆道徳、社会倫理を侵害するような会議または行事と判断される場合、使用を許可しない」に抵触するとして撤去は行われた。

 SNSでのコメントが、匿名をいいことに、誹謗中傷が過ぎると言われて久しい。ただ、パロディやオマージュという表現方法もあり、どこで線を引くかは難しい。例えば、日本で言えば山藤章二のディフォルメした似顔絵にいきり立つ有名人は聞いたことがない。ある種有名税と笑う。現代ではかなり減ったが、新聞には時事漫画コーナーが2面3面の政治欄には存在して、政治家は描かれ放題だった。でも、それを訴えた政治家は聞かない。

 表現の自由と、誹謗中傷は紙一重のところにあるのではないだろうか。

 まあ、大統領夫妻の裸体を見たいとは思わないが…モデルにするものや設定がやっぱり下品だな、韓国。
【編集 : fa】

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