Infoseek 楽天

韓国大統領「日本は侵略者から価値を共有するパートナーになった」と発言

Global News Asia 2023年3月2日 8時15分

 尹錫悦大統領は、三・一独立運動の記念式典で、「日本は侵略者から価値を共有するパートナーになった」と発言し、歴代政権に見られた「反日」世論に迎合する路線からの脱却を印象づけました。この発言は、韓国と日本の関係改善について、新たな節目となるでしょう。

 現在、北朝鮮の核・ミサイルの脅威やロシアのウクライナ侵略など、安全保障上の危機が存在します。これらの危機を乗り切るためには、日本との協力が必要不可欠です。尹大統領は、「われわれは普遍的価値を共有する国々と連帯し、自由の拡大に責任ある貢献をしなければならない」と強調しました。この発言から、尹大統領が自由と普遍的価値を重要視していることが伺えます。

 日本と韓国は、両国民が多くの文化的・経済的交流を持ち、多くの共通点があります。しかし、過去において、慰安婦問題や徴用工問題などの問題があり、関係が悪化しました。しかし、最近の世論調査では、日本への印象を肯定的と答えた人が約42%を占め、否定的と答えた人よりも多かったです。また、日本旅行や日本のアニメ映画のブームもあり、若い世代の対日観が変化していることも確認できました。

 一方、野党の存在は、徴用工訴訟問題の解決など、尹大統領の対日政策の足かせとなる可能性があります。しかし、尹大統領が改善を目指す決意を示し、日本と韓国が連携して安全保障上の危機を乗り切ることが求められています。尹大統領の発言は、韓国国内の世論にも大きな影響を与えています。
【編集 : af】

この記事の関連ニュース