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【コラム】パクリにはパクリを! やったぜ日清食品ー韓国

Global News Asia 2023年4月19日 6時0分

 パクリにはパクリを。それも、陰湿なモノではなく、ユーモアで抗議できないように、かつかの国の大切なハングル語で商品名まで分かりやすく書いて便宜をはかる。これは日本人にしかできない快挙と言ってもいい。

 インスタントラーメンは、日本に在住した台湾出身の安藤百福氏が発明した。安藤氏は、日清食品の創始者だ。この簡単でおいしいインスタントラーメンを、我の儲けにせず、特許自体オープンフリーにした。もっとおいしくできれば売れるし、特許の手順をテキトーにすれば、まずくて売れないものができる。インスタントラーメンを世界の食料にしようと、各社切磋琢磨すればいいという考え方が、安藤氏の懐の大きさを示している。

 オープンフリーをいいことに、韓国は日本の商品をパクり続けて来た。よりおいしくより安全安心という点は無視して。農薬は普通に検出されるは、ネズミの首は入っているは、インスタントラーメン業界の恥さらしNO1の地位をキープしてきた。

 特許を読んで工夫すればいいものを、韓国初のインスタントラーメンは、直接日清食品に技術提供を申し込んだという、厚かましい。もちろん、オープンフリーだから断った。手間が嫌いな韓国の食品会社は、日本の同業他社から作り方を教わって…こともあろうに「チキンラーメン」として販売した、厚かましい。

 そんな長い間のいろいろがあっても、日清は相手にしなかった。いや、ユーモアで返り討ちを考えていたのかもしれない。

 このほど、韓国のブルダック炒め麺によく似た袋麺と、UFOシリーズの一つとしたカップ麺が発売された。炒め麺に関しては、ハングルで記載されている、おもしろいじゃないか。

 韓国のインスタント麺は辛さが売り物であって、食べる人の味覚を無視している(韓国ユーザーは除)。しかし、日清の新商品は、コチュジャン風味に、まろやかなチーズのコクをきかせている。なんて、おいしそうなんだろう。

 背景のピンク色は同じだが、キャラクターも似てなくもないが違うし、どこでもありそうな名前だから法的には戦うことはできない。さすが、日清。日本の清い企業である。

 北風と太陽。文句ばっかり言ってもまずいものは売れない。文句を言わずに楽しく笑わせて、おいしかったら飛ぶように売れる。日清は、定番以外の商品に固執しない。まあね、コロナも落ち着き、マスクも自己都合になった今、笑える商品はいいと思う。ビバ、日清食品。 
【編集 : fa】

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