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【コラム】梨泰院の惨劇を学ばない国ー韓国

Global News Asia 2023年4月21日 6時0分

 2022年10月ハロウィンの梨泰院での惨劇は、日本人であれどまだ記憶に残っている。けれど、韓国人、特に軍人はとうに忘れてしまったようだ。

 晋州市で行われている韓国空軍基本軍事訓練で、死者こそ出ていない(発表がないだけで真実はわからない)が、似たような惨劇が起きた。

 訓練兵に100メートルを、10秒以内に走るという課題が出た。一般男性で約14秒、陸上をやっていて今も鍛えている人で12秒。軍人とて、走るのが不得手な人材もいるだろうから、「以内」という課題がいかに無謀かはわかる。

 約数百人もいる中隊全員が、決まった幅の中を10秒以内で走るということは、かなり難しい。前方に位置して、全力疾走してギリかもしれない。最後方にいたら、もうアウトだ。

 4つある中隊のうちまず380人が走り出した。当然失敗した者もいて、激しい「気合い入れ」の命令が下った。

 それを目撃していた他の3つの中隊は「気合い入れ」だけは避けたいとビビった。この道はグランドのようなまっすぐな道ではなく、階段もある。狭い階段で数百人がもつれあいながら転がった。それを踏みつけて走った者もいた。

 訓練兵7人が打撲や肩の脱臼、歯が折れるなどで治療を受けた。この程度で済んだのは、日ごろの訓練の賜物なのだろうか。

 韓国軍人とは言え人の子だし、口は軽い。SNSで拡散し、社会問題になった。命令を出した小隊長が異動させられただけで、幕引きになった。梨泰院の惨劇の視点から見ると、1人の異動だけで済ませていいものだろうか。

 空軍は「今後は安全第一に類似の事例が再発しないように努める」と声明を出したに過ぎない。

 韓国の軍隊、徴兵はある意味、マゾヒスト養成所なのかもしれない。そう、いたぶられてこそ、生きがいを見出す…逆に軍隊に行かない女性はサディスト。日本を苦しめることしか生きがいを持てないとも言える。
【編集 : fa】

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