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【コラム】何人殺されたら、大量虐殺になるのか 韓国

Global News Asia 2023年4月24日 6時0分

 毎回書いているが、ウクライナとロシアの戦争は、終わる気配が全く見えない。最近、日本のニュースでは、現地で何が起こっているか取り上げることも少なくなった気がする。所詮、日本にとっては、他人ごとなのかもしれない。

 けれど、陸続きの韓国では、このままロシアの侵攻が続き、じわじわとそのエリアが広くなり、ロシア&2つの国で韓国までも巻き込む可能性を考えざるを得ない。

 韓国が今、ウクライナ人民に対する支援としては、人道支援だ。もちろん、一個人としての韓国人多数が戦争ごっこに加担していることは除いて。だが長期化すればするほど「人道支援のみにこだわるのは難しくなってきた」と、尹錫悦大統領が吐露し始めた。政府としては、軍需産業製品の殺傷兵器はまだ提供していない(民間のは渡っている可能性が高い)。

 ロシア側の大量虐殺が始まったとしよう。国際社会もそれを黙認するわけにはいかない。韓国も国際社会の一国として、兵器提供を行わなければならないと大統領は考えている。ただ、その提供によって、逆に、ロシア側に大量虐殺が起こる場合を考えると、積極的な提供については、まだまだ先のこととしている。

 韓国は、日本やアメリカと一緒に軍事訓練を行っているが、まずは、アメリカとよく話し合って今後のことを決めていくらしい…韓国にとって、日本は金づるであって、自国が危険に晒されたら、最も頼りになるのがアメリカという見解だ。ウクライナに心を寄せているようにして、アメリカに「ずっ友だよ!」と念を押しているように感じる。

 ところで、何人虐殺されて、その身分がどういうものなら、韓国が協力するのか伝わってはこない。
【編集 : fa】

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