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【コラム】精子があれば、男はいらない時代~大奥みたい! 結婚より理にかなった選択かー中国

Global News Asia 2023年4月28日 6時0分

 女性には、出産のタイムリミットがある。自分の卵子は、若いころに凍結して置いて、タイムリミット数年前になったら…パートナーがいればその精子を使えばいいし、いなければ、「優秀な精子」さえあればいい。

 世界中でジェンダーが認められつつある。女性同士のカップルであれば、精子提供を受ければ、親になることができる、それは男性同士よりも容易く。そして、1人の人の妻になるよりも、自分の人生をかけた仕事がしたいと思う女性も多くなった。イケメンだけど裏返しにした靴下も脱ぎっぱなしの男と結婚するより、自分の優秀なDNAと誰だかわからないけれど間違いなくエリートのDNAを掛け合わせて、素晴らしい子を世の中に送り出す。結婚より、理にかなっている。これに反対するのは、「お母さんになんでもしてもらいました」的なパワハラ男性だけではないかしら、けっこう多い。

 中国も少子高齢化で悩ましい国の一つだ。一人っ子政策のツケがあからさまになったということだ。そして、あの何が混ざっているのかわからない空気の中で、精子自体が卵子まで届かない男性不妊問題が、不妊の原因の40%になっている。

 国は動いた。結婚する必要はない。とにかく子供を産んでくれ。精子バンクに寄贈された精子は10年間保存され、最大5回妊娠しにくい女性に提供されることになった。

 提供条件としては、現在大学生あるいは学士学位以上(若い層に絞るわけではなく、20歳から40歳まで)。身長170cm以上。ハゲでないこと(遺伝も調べられる)。高度の近視や色盲、色弱はNG。入れ墨もNG。国家1級伝染病り還暦がないこと(新型コロナはどう判断されるのかは明記されていない。

 政府も奨励金を支給するが、省によっての援助もある。全土に27カ所の精子バンクがもう出来ている。

 もし子供がいない夫婦が希望したら、夫的には托卵を認めて我が子のように育てられるのかも問題にはなる。だったら、ターゲットを経済力のある女性に絞ったほうがいいかもしれない。

 女性からしたら、子だけいればいいという考え方は昔から存在した。本当に、子だけ、人工増に貢献するだけでいいなら、女性の生き方も変わる。
【編集 : fa】

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