2023年4月25日、タイ主要メディアによると、タイ財務省は、今年の経済成長予測を3.8%から3.6%に下方修正した。観光客は増加するが、輸出が減少する見通しであることを理由に挙げた。
財務省当局者が会見で明らかにしたところによると、輸出予想は0.4%増から0.5%減に下方修正された。海外の需要鈍化や原材料価格の高騰が背景にあるという。一方、観光産業と国内消費の回復が景気を支える見通しであり、観光客数の予想は2750万人から2950万人に上方修正された。中国人観光客の増加が見込まれている。
昨年の経済成長率は2.6%と、他の東南アジア諸国の水準を下回った。新型コロナウイルス感染拡大や政治不安が影響したとみられる。今年は感染状況やワクチン接種率の改善により、経済活動が徐々に正常化すると見込まれているが、依然として不確実性が高い。
財務省の下方修正は、世界銀行や国際通貨基金(IMF)など他の機関も同様の動きを見せている。世界銀行は昨年12月に公表した「タイ経済モニター」で、タイ経済の2023年成長率を4.3%から3.6%に下方修正した。IMFも今年4月に発表した世界経済見通しで、タイ経済の2023年成長率を3.7%から3.4%に引き下げた。
今年のタイバーツの予想レートは平均1ドル=33.17バーツ。従来予想は32.5バーツだった。米利上げがドルを下支えする見通しという。
今年の総合インフレ率の予想は2.6%。従来予想は2.8%だった。昨年は24年ぶり高水準の6.08%。
【編集 : LF】
財務省当局者が会見で明らかにしたところによると、輸出予想は0.4%増から0.5%減に下方修正された。海外の需要鈍化や原材料価格の高騰が背景にあるという。一方、観光産業と国内消費の回復が景気を支える見通しであり、観光客数の予想は2750万人から2950万人に上方修正された。中国人観光客の増加が見込まれている。
昨年の経済成長率は2.6%と、他の東南アジア諸国の水準を下回った。新型コロナウイルス感染拡大や政治不安が影響したとみられる。今年は感染状況やワクチン接種率の改善により、経済活動が徐々に正常化すると見込まれているが、依然として不確実性が高い。
財務省の下方修正は、世界銀行や国際通貨基金(IMF)など他の機関も同様の動きを見せている。世界銀行は昨年12月に公表した「タイ経済モニター」で、タイ経済の2023年成長率を4.3%から3.6%に下方修正した。IMFも今年4月に発表した世界経済見通しで、タイ経済の2023年成長率を3.7%から3.4%に引き下げた。
今年のタイバーツの予想レートは平均1ドル=33.17バーツ。従来予想は32.5バーツだった。米利上げがドルを下支えする見通しという。
今年の総合インフレ率の予想は2.6%。従来予想は2.8%だった。昨年は24年ぶり高水準の6.08%。
【編集 : LF】