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【コラム】キムチ鍋は…日本が生んだ鍋だった!

Global News Asia 2023年5月29日 11時15分

 鍋の季節は、とっくに終了~梅雨寒の時もいいけどね。ありあわせの野菜と冷蔵庫にあるものだけで、鍋は作れる。作るのも簡単。〆は、雑炊でも、うどんでも。そして片付けも簡単。野菜も結構食べられるし…鍋の季節は、白菜は常備しておきたいものだ。

 そうそう、奥さん! 「キムチ鍋」と「キムチチゲ」(本式)の違いわかります? 白菜が入っているのが「キムチ鍋」で、「キムチチゲ」には基本入っていない。こんな簡単なことなんですよ。

 日本で「キムチ鍋」と呼んでいるものは、「キムチ鍋の汁」(198円~298円)を入れるか、白菜鍋にたくさん余っているキムチを投入かでしょう? 。あえて、キムチをベースに作ったりはしないでしょう。していますか? 。

 「キムチチゲ」は、現地のは、キムチや豚肉、ネギでまとめたもの。豆腐もたまに入ることがあるけれど、豆腐と白菜を入れると水っぽいと嫌われるのだそう。とにかく具を多くが、チゲの鉄則らしい。

 いや、汁があってこその鍋だから、やっぱり「キムチチゲ」は違う。一緒にはできない。

 そもそも、鍋にキムチを入れるのは、キムチを作る民族が近くに住んでいてもらったりしたときに始まったとのこと。

 本格的に「キムチ鍋」が日本に流布したのは、意外と最近。エバラ食品が、1999年に「キムチ鍋の素」を売り出してから。そうそう、キムチもスーパーで高かったから、すき焼きの素と同じサイズの瓶に入った、これができて味付け迷わなくてよくなったんだわ。

 キムチ発祥の地が、韓国なのか(朝鮮民族のいた時代に遡るけれど)中国なのかは、私たちが生きている間に結論は出ないだろうけれども、「キムチ鍋」は日本が発祥って…複雑な思いがする。
【編集 : fa】

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