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【コラム】そんなバナナ・韓国

Global News Asia 2023年7月28日 6時0分

 昨今、日本でも、離乳食として与えられた本当にかけらとも言えないリンゴで命の危機を迎えた子供の事件が連発したが…(生リンゴか、加熱したリンゴかが現在地)。

 韓国では、バナナがその異物になった事件が起こった。エチレンガスによる熟成が済む前の青いバナナは確かに硬い。それを主食にしている地域では、生のバナナは食べず、加熱してから食べる。しかし、日本にしても韓国にしても、通常バナナとして手に入るものは、ちょっと青いのは硬いが食べられなくはない(口の中が渋くなるが)。でも、普通のバナナは、普通にかみ切れる。

 被害者は、韓国のコンビニでバナナを購入した(コンビニバナナは、たまに硬いことはあるが食べられる範囲の硬さだ)。」食べる際に、のどに違和感があった。違和感どころか、硬い飴玉を詰まらせたみたいに異物感が半端なく、呼吸困難になった。慌てた。腰を曲げたり、体を様々な形で動かし、やっと異物を吐き出した。

 バナナだったはずの異物は、長さ3センチ幅1センチ。のどの幅は、個人差があるが2センチ程度と言われている。長さと幅が飲み込む際にチェンジしていたら、当然詰まる。さらに、その異物は、普通の力では折れないほど硬かった。

 被害者はびっくりして、すぐにバナナ輸入会社に釈明を求めた。命の危険があったから当然のことだ。バナナが、エチレンガスなどを使わず、常温で熟す過程で一部分が常識を超えて硬くなったとのことだった。この会社は、韓国のバナナ流通市場で、26%のシェアを持つ。こんなことは通常ではありえないし、この会社でもはじめてのことだった。

 被害者には治療費が支払われた。でも、そんなバナナ、本当にあるのだろうか。はじめてならば、標本にするなど研究材料になったのではないだろうか。

 ナタデココやタピオカ、白魚が、プラスチックでできていた…は、お隣の国あるあるだけれども。

【編集 : fa】

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