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【コラム】正しく理解しよう「韓国の独立門」

Global News Asia 2023年8月3日 23時45分

 韓国はソウルに「独立門」がある。第二次世界大戦後を独立とするか、休戦中の朝鮮戦争を独立とするか、大韓民国ができたのを独立とするか。現代の韓国人からしたら、とても難しい問題だと思う。多くの韓国人が、大日本帝国の支配が解かれたことが独立だと答えるのだろう。

 しかし、ソウルの「独立門」は、たった78年前に建った風ではなく、もっと古い。見識者によると、パリの凱旋門に似せたとあるが、それも微妙。

 今から4世紀前、17世紀の韓国(当時韓国ではないが)にホンタイジ(清の第二代皇帝)の軍が侵略して以来、清の属国であった。

 1636年のこの争い。清軍の進撃速度があまりに早過ぎた。朝鮮王朝は、籠城したもの、14,000の兵力と50日分の食料しかなかった。そして清軍の勢いからして短期決戦しか選ぶことができず、負けた。

 いや45日は戦った(5人分の食糧は王朝の人間だけが食べれば、王朝のみが生き延びられるし)、だが降伏するしかなかったのだ。朝鮮王朝のトップ仁祖は清軍本営に出向き、「ホンタイジこそが天子である」と三跪九叩頭の礼(土下座に近い)によって認めるという、朝鮮人にとっては」屈辱的な白旗を上げることになった。もう、朝鮮は、清の子分、いや奴隷。朝鮮は、清の冊封国になり、その後継ぎは清の人質に。

 その身分を救ったのが、日清戦争で勝った日本であり、下関条約が結ばれたのを機に、独立門が建てられた。歴史を知らないのか、学ばないのか、助けたのが日本だと認めたくないのか…独立門の歴史は、第二次世界大戦後のものに書き換えられている。

 そんな独立門の由来が、今見直されようとしている。韓国にも、日本を責めるだけせめてではなく、正しく歴史を学び、日本がやってくれたことに感謝すべきという人が少しずつ増えている。

独立門がその一端になるのかもしれない。
【編集 : fa】

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