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【コラム】自国産の成人用おむつは開発できないのか

Global News Asia 2023年8月17日 19時0分

 韓国で今年の上半期の成人用おむつの輸入量が増加したと発表された。

 コロナ禍のはしり、風評被害からかオイルショックを知っている国民がまだ購買層だからか、トイレットペーパーやティッシュペーパーが、日本のドラッグストアから消えた。ドラックストアには人は出向くから、せっかく来たんだからなにか買っていかないと、という心理が走ったのか、だいたいトイレットペーパーなどの隣に配置してある「成人用おむつ」も消えていた。特になかったのは、女性をターゲットにしたピンク色とか柄付きのリハパン。寝たきりの人が主に使ういわゆる「白いおしめ」は売れ残っていた。ネットも同様で…ネットでトイレットペーパー検索の関連項目でおむつはあまり出てこないが、やはりちょっとおしゃれなのは在庫がありませんになっていた。

 施設では、次のお風呂までリハパンをおむつカバー代わりに使用するところもあるので、一日数回パットを代える。高齢者施設などはメーカーから業務用を直接買い付けていると思うのだが…韓国では、パットもまた輸入増加している。

 過活動膀胱、ちょびもれ、追っかけ漏れなどCMの影響もあるだろうが、今までは生理用ナプキンナイト用で代用していた世代も、血液と尿では吸収する素材が違うことがやっとわかってきて、排尿排便に正しく成人用おむつやパッドが使用された結果が、この輸入量の増加ではないか。

 いや、韓国の場合、ちょっとおむつの歴史が違うようだ。韓国には小学生用おむつが存在する。おねしょを治さないで、寝てる間は垂れ流しの習慣があるようだ。大人になってしばし自分でトイレに行くようになり、老いたらまたおしめに戻る。日本の成人はリハパンまでたどり着くのが介護一苦労だが、韓国の高齢者は意外と素直なのだろう。やったら捨てればいいのだし。

 少子高齢化を象徴するように、韓国のおむつ率は赤ちゃん用より成人用の方が多い。回数で言ったら赤ちゃんは半端ないと思うのだが、人工的にはいくつから成人用おむつは制限がないから。

 韓国にも、おむつメーカーもあるだろうに…輸入に頼ってばかりいると~おそらく価格帯の安い中国製とかだとすると…このきな臭い現代で、争いが起こったら、まずおむつという物資が韓国では足りなくなるのだろうか。

【編集 : fa】

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