大韓航空、乗客の体重測定を開始「航空機重量および平衡管理基準」

　大韓航空は、国土交通部(日本の国土交通省に相当)の指示で、乗客の標準重量測定を行う。この測定は、空港で携帯する手荷物を含めた乗客の体重を計ることで、航空機の重量と平衡を管理するための資料として利用するために実施される。測定は匿名で行われ、測定を望まない場合は拒否することができる。

　同社によると、金浦(キムポ)空港の国内線では8月28日から9月6日まで、仁川(インチョン)空港の国際線では9月8日から19日まで実施する。測定は搭乗ゲートの前で行われ、機内に持ち込む携帯用手荷物とともに体重を計る。同社は「安全運航のために必要な措置で、乗客のプライバシーを尊重する」と説明している。

　国土交通部の「航空機重量および平衡管理基準」では、航空会社各社は少なくとも5年周期または必要に応じて乗客の標準重量を測定して平均値を出さなければならないとしている。2017年の調査では、夏季シーズンの成人男性の場合は81キロ、成人女性の場合は69キロが標準だった。米連邦航空局(FAA)では、成人男性は88.4キロ、成人女性は70.3キロ。
【編集 : LF】