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【コラム】監禁されるより亡命、難民申請を現代風に・韓国

Global News Asia 2023年9月18日 7時0分

 独裁国家でその国のトップを批判すれば、すぐにも逮捕される。言うなれば、隣近所、通行人、家族さえもその批判を警察に密告することができる。ましてや公に批判している活動家ならば、今までよく捕まらなかったね、だろう。

 意見は言いたいけど、捕まるのが嫌だとその中国人活動家は考えていたらしい。短い物長い物を入れて何回か逮捕され独房に拘禁され、出所し…2019年には策を決意していた。けれどのコロナ禍。決行が今年の夏まで延びた、どんなビビりの活動家なのか。

 この活動家は意外な方法で、中国から韓国まで来た。ジェットスキーで、だ。今どきというか、カジュアルな密入国であり、軽い難民申請だな! 。

 閑話休題。とある地方都市の駅前に「NAM」という ショットバーがある。店主の前職はスパイだ。バーテンダーの修行を香港でやっていて、休日に海でボートに乗っていた。そのうちに寝てしまい、海流に乗ってベトナムまで流れ着いたとのこと。ベトナム警察に海流のことは理解してもらったが、それで簡単に許されはしない。「ここはひとつ、スパイだと名乗り出て、強制送還の道もあるよ」と教えてもらい、突然スパイになった。日本に帰国の際は、久米宏さんのニュース番組のトップで扱われ、ずいぶんご無沙汰していた親類縁者や友人が生存を知ったという。一度マスターに聞いてみてください。

 さて。中国でジェットスキーをもっているなんて、富裕層だろう。短期間で出所できるのも裏金が動いているかもしれない。難民になったとしても、お金が続くルートがあるから、いわゆる切羽づまった難民とは違う。
悪口を言って、批判されたくないから(命も惜しい)、ちょっと逃げてみようかな。難民って方法もあるぞというお手軽さを感じる。そして中国から逃げて言論活動を行っても、トップからすれば蚊取り線香を焚けば落ちる蚊くらいのレベルなのだろう。

 韓国で難民申請して、彼はどの国に無料で行きたいのかな。
【編集 : fa】

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